\n 求人票の「事業開発」を、任される範囲で並べ直す|7つの局面と年収の目安 | BizDev Career
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求人票の「事業開発」を、任される範囲で並べ直す

BizDev Career 編集部(事業開発・経営企画経験のコンサルタント監修)公開:2026.08.11更新:2026.08.11📖 約11分
求人票に並ぶ「事業開発」は、任される範囲で見ると同じ仕事ではありません。当社が掲載している158件を、職種名ではなく任される局面で分けると、新しい事業を立ち上げる43件、AIを事業に実装する42件、プロダクトを立ち上げる23件、第二創業を右腕として担う17件、事業を伸ばす12件、M&Aした会社を伸ばす11件、海外へ出る10件に分かれます(2026年8月時点)。局面が違えば、求められる経験も年収帯も違います。この記事では、その分け方と読み方を示します。

職種名では、任される範囲が分からない

同じ職種名の中に、立ち上げも統合も混ざっています。

当社の掲載158件を職種名で分けると、事業開発55件、新規事業開発43件、AI・DX推進27件、プロダクトマネージャー19件、事業企画・経営企画14件になります。ところが「事業開発」の55件の中には、まだ何も無いところから始める募集も、買った会社を立て直す募集も入っています。職種名は、社内の呼び方や採用の慣習で決まっていることが多く、仕事の中身とは対応していません。

だから、職種名で検索して求人を探すと、合わないものばかり出てきます。並べ直す軸が要ります。

任される範囲で分けた、7つの局面

事業がどの段階にあるかで分けると、求人票の中身は7つに分かれます。

局面件数年収レンジの中央値求められる経験の型
新しい事業を立ち上げる43件700〜1,200万円企画から初回受注まで運んだ経験。止める判断をした経験
AIを事業に実装する42件800〜1,200万円技術の深さより、どの業務を対象にするかを決めた経験
プロダクトを立ち上げる23件800〜1,300万円作らなかったものを説明できること。優先順位の基準
第二創業を右腕として担う17件800〜1,200万円経営者の判断材料を作った経験。決裁の順路を設計した経験
事業を伸ばす12件800〜1,500万円どの段階で人が落ちているかを特定し、そこに絞った経験
M&Aした会社を伸ばす11件700〜1,200万円別の組織に入って制度と数字を作り直した経験
海外へ出る10件840〜1,310万円現地法人の立ち上げ、パートナー開拓、拠点の立て直しのいずれか

この7つは、当社が求人票を読んで分けているものです。募集の側がこの言葉を使っているわけではありません。同じ会社の同じポジションでも、いま事業がどの段階にあるかで、任される中身は変わります。

立ち上げの募集は、全体の3割に満たない

158件のうち、まだ何も無いところから始める募集は43件です。

事業開発の転職というと0→1を思い浮かべる方が多いところですが、実際に多いのは、すでに動いているものを任される局面です。伸ばす、統合する、海外に出す、経営者の右腕として整える。これらを合わせると73件で、立ち上げの43件を上回ります。

この構成は、選考での話し方にも関わります。0→1の成功体験だけを語ると、多数派の募集には届きません。落ち方の型は「事業開発の面接で落ちる、5つの型」に整理しました。

年収は、職種名ではなく局面で決まる

上限中央値が最も高いのは「事業を伸ばす」局面の1,500万円です。

年収は職種名ではなく、任される範囲と、その局面の担い手の少なさで決まります。上の表を上限中央値の順に並べ直すと、事業を伸ばす(1,500万円)、海外へ出る(1,310万円)、プロダクトを立ち上げる(1,300万円)の順になります。立ち上げが最上位に来ないのは、経験者の数が相対的に多いからです。

POINT

年収を上げたいときに職種を変える方が多いのですが、局面を変えるほうが効くことがあります。同じ経験でも、どの段階に持ち込むかで評価が変わります。

レンジの下限と上限の読み方は「掲載中の募集一覧」で実物を見ながら確かめられます。

職種の解説記事との違い

この記事は求人票の実像で、職種の定義や必要スキルは別の記事にあります。

事業開発という仕事そのものの定義、必要なスキル、キャリアパスは「事業開発(BizDev)とは」にまとめています。あちらは職務の内容による分類で、こちらは募集が置かれている局面による分類です。転職の相談では、後者のほうが役に立つ場面が多くなります。応募先を選ぶときに知りたいのは、何をする仕事かではなく、入って何を任されるかだからです。

自分がどの局面に向くかを確かめる

過去に動かした場面が、立ち上げだったのか、整えることだったのか、伸ばすことだったのかで見ます。

局面が変わっても効く経験があります。別の組織を作り直した経験は統合の局面で、既存事業で数字を背負った経験は立ち上げの社内調整で材料になります。どの局面に向くかは、職種名の履歴ではなく、動かした場面の性質で決まります。

端末内で完結する無料の診断を置いています。登録は要りません。掲載中の募集を局面ごとに見るなら「7つのミッション」からどうぞ。

よくある質問(FAQ)

「事業開発」の求人には、どんな種類がありますか?
職種名ではなく任される範囲で分けると、新しい事業を立ち上げる・AIを事業に実装する・プロダクトを立ち上げる・第二創業を右腕として担う・事業を伸ばす・M&Aした会社を伸ばす・海外へ出る、の7つの局面になります。当社の掲載158件はこの7つに分かれます(2026年8月時点)。
職種名を見れば、どの仕事か分かりますか?
分からないことが多くなります。当社の掲載158件を職種名で分けると、事業開発55件・新規事業開発43件・AI/DX推進27件・プロダクトマネージャー19件・事業企画/経営企画14件ですが、同じ職種名の中に立ち上げも統合も混ざります。
局面によって年収は変わりますか?
変わります。当社の掲載分では、年収レンジの上限中央値が最も高いのは「事業を伸ばす」局面(1,500万円)で、次が「海外へ出る」(1,310万円)と「プロダクトを立ち上げる」(1,300万円)です。担い手が少ない局面ほど上振れする傾向があります。
未経験の局面にも応募できますか?
応募はできます。局面が変わっても効く経験があるからです。たとえば別の組織を作り直した経験はM&A後の統合で、既存事業で数字を背負った経験は立ち上げの社内調整で材料になります。選考で問われるのは局面の経験年数より、任された範囲と決めた事柄です。
自分がどの局面に向いているかは、どう判断すればよいですか?
過去に自分が動かした場面が、立ち上げだったのか、整えることだったのか、伸ばすことだったのかで見ます。端末内で完結する無料の診断も用意しています。登録は要りません。

※ 本記事の件数・年収の数字は、当社が2026年8月時点で掲載している求人の集計です。募集の入れ替わりにより変動します。年収は各募集の掲載レンジの集計で、実際の提示額は選考の結果によって決まります。

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