「担当」を「成果」に書き換える
主語を「業務」から「自分の判断」に変えると、思考と成果が見えるようになります。
「新規事業の立ち上げを担当」では、何をした方なのか伝わりません。「課題仮説を複数検証し、事業性を見極めて撤退判断を主導」まで書くと、判断のプロセスが見えます。書類を拝見していると、通過する方の職務経歴書には「判断の履歴」が書かれていることが多いです。
POINT
何を任され、何に迷い、どう決め、結果どうなったか。事業開発は「判断の履歴」で評価されます。
数字がなければ「規模・変化・関与度」で示す
派手なKPIがなくても、規模・変化・関与度の3点を添えると実績は立体になります。
- 規模:取引社数、対象市場、チーム人数、予算
- 変化:着任前後で何が変わったか(リードタイム短縮、立ち上げ期間など)
- 関与度:「提案した」のか「決めて実行した」のか
職務要約の例文(書き換え前→後)
職務要約は、年数・任された範囲・自分で決めたこと・結果の4つを3〜4行に収めます。
書き換え前
SaaS企業にて新規事業開発を担当。市場調査、事業計画の策定、パートナー開拓、営業支援など幅広く従事。
書き換え後
SaaS企業で新規事業の立ち上げを3年担当。候補テーマ○件から検証する2件に絞り、1件は撤退、1件は有償化まで進めた(初年度売上○○万円、取引○社)。予算と採用の判断を任され、開発と営業の要件調整を主導。
○の部分には実際の数字を入れます。数字が出せない場合は、次の節の「規模・変化・関与度」で置き換えます。社名は書かなくても、業種と事業のフェーズが分かれば読み手には十分です。
案件1件の書き方(課題→打ち手→結果→学び)
案件ごとに「課題→打ち手→結果→学び」の4行で書くと、判断のプロセスがそのまま伝わります。
- 課題:既存顧客向けの新サービスが、検証を始めて6か月で契約ゼロだった
- 打ち手:対象を○業界に絞り、価格を月額固定から従量制に変更。営業○名と同行して○社にヒアリング
- 結果:○か月で初受注、○社が有償化。撤退の基準(○か月で○件未満なら止める)を先に決めて社内で合意
- 学び:先に「やめる線」を決めておくと、続ける判断も止める判断も早くなる
打ち手の行には「自分が決めたこと」を必ず1つ入れます。提案しただけのことと、決めて実行したことは分けて書きます。
全体の構成と分量
冒頭に3〜4行のサマリ、その後に案件単位で「課題→打ち手→結果→学び」を並べます。
案件は多くても3〜4件に絞り、一番語りたいものを最初に置きます。全体はA4で2枚前後が目安です。この型で下書きを作るなら、無料の「職務経歴書エディター」(登録不要)が、任された範囲・決めたこと・結果の順に入力する形になっています。未経験からの書き方は「未経験からの転職」、職種の全体像は「事業開発とは」にあります。
NOTE
職務経歴書は読み物ではなく、面接で深掘りしてほしい論点の「目次」です。一番語りたい実績を、一番上に、一番太く置きます。
よくある落とし穴
業務の網羅に走ると、かえって強みがぼやけます。絞って深く見せるのがコツです。
面接での見せ方は「面接対策」、年収交渉の土台づくりは「年収相場と年収を上げる方法」で解説しています。
よくある質問(FAQ)
事業開発の職務経歴書で一番大事なことは何ですか?
数字や実績が少ない場合はどう書けばいいですか?
職務経歴書はどのくらいの分量がよいですか?
ビジネスデベロップメントと事業開発は、職務経歴書で書き分けが必要ですか?
未経験でも書類は通りますか?
あなたの実績がBizDev基準でどう読まれるか、通過する言語化まで一緒に詰めませんか。
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